ハマキムシ類|敵は葉っぱがぴったり&くるりんぱのなかにいる!被害の様子と駆除のコツ

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バラの害虫のハマキムシ類によってバラの葉がくるりと巻かれている状態をアップで撮影したもの。

葉を食害するバラの害虫にはいくつかの種類があります。

本稿で紹介するハマキムシ(葉巻虫)類もその一種類です。

本稿はバラの葉を食害するハマキムシ類の被害の様子や駆除のコツなどを紹介しています。

 

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ハマキムシ類の被害

被害の様子

ハマキムシが一匹いると、わずか一匹でも少なくない葉が被害を受け、その成長につれてボロボロになるほど食害されます。

身体が小さなうちには葉が透ける程度の被害です。下記の画像をご覧ください。

 

葉を食害するバラの害虫のハマキムシの初期の被害状況をうつした葉。葉と葉が重なり合うその隙間に潜んでいる。

バラの害虫のハマキムシの初期の被害状況をうつした葉。敵は葉と葉が重なり合うその隙間にひそみ、葉裏から食害する

 

このように葉が透ける状態に気がついた段階で探すのが被害の拡大を抑えることになります。

ハマキムシは成長速度が速く、すぐに大きくなります。また、ひとつの卵から多数の幼虫が発生するため被害は広範に拡大しがちです。個体の成長とともに当然に食害量が増えるので早めの対処が肝心です。

 

ハマキムシの生態

くるりんと巻かれた葉の中に潜む薔薇の害虫ハマキムシを見つけた写真。

葉の中にひそむハマキムシ。葉は食害されている

 

上記写真の中央に見えるのがハマキムシです。

ハマキムシはハマキガという「蛾(ガ)」の幼虫で体長は約10~20mmほどの小さな虫です。見たままわかる通りのいわゆるイモムシで、バラの葉を食害します。

葉が食害されることで光合成ができなくなりバラの生長が遅れることから害虫とされます。

5月~10月ころにかけて発生します。

 

バラの害虫のハマキムシ類。写真はこのハマキムシが身体から吐きだす糸を撮影した。

ハマキムシはこのような糸を吐きだして葉をつづりあわせたりする

 

ハマキムシには種類が多い(それゆえハマキムシ「類」と称される。)のですが、細かな種類を区別することに実益はありません。幼虫による被害状況はどれも同じだからです。

本稿ではハマキムシ類は一括してハマキムシと呼称しています。

 

ハマキムシの特徴・見つけ方

ぴったり&くるりんぱになっている葉を見つけよう

ハマキムシの特徴は葉を自分に最適な空間へと”加工”することです。吐き出した糸で葉をぴったりさせたりくるりと巻いたりすることでその陰に身をひそめ、葉を食害します。

  • 2枚の葉をぴったりとくっつけてその間にひそむ
  • 吐き出した糸で一枚の葉をくるりんと巻いてその中にひそむ

この2つの状態で、ひとことで言えば葉っぱがぴったり&くるりんぱ(葉)になっています

ハマキムシがひそんでいる目印は葉っぱがぴったり&くるりんぱ(葉)の状態ですからこのような葉を見逃さないようにしましょう。

 

葉っぱがぴったりの様子

葉っぱがぴったりとしている葉を目印にして探そうと言葉で言うのは簡単ですが、じつはこれがなかなか見つけづらいのです。

下記の写真がそれで、写真中央(手前)の葉と奥の葉とがくっついているのに気づきますでしょうか。

 

葉が重なり合っている写真。写真手前の葉の裏にバラの害虫ハマキムシが潜んでいる。

 

ぼんやりと観察していては見落としてしまいがちですが葉と葉がぴったりとくっつけられています。

葉を引き離すとほらここにハマキムシがいます。

 

バラの害虫ハマキムシ類についての写真。重なった葉を動かすとその葉裏にハマキムシが潜んでいた。写真中央にハマキムシが写っている。

写真中央付近にハマキムシがいる

 

色も似ているので見落としてしまわないように注意しましょう。

 

くるりんぱの様子

葉っぱがぴったりの場合とは異なり、くるりんぱの場合にはわりと簡単に見つけることができます。

 

バラの害虫のハマキムシ類によってバラの葉がくるりと巻かれている状態をアップで撮影したもの。

中央の葉が不自然に丸まっている

 

見てすぐにわかるとおり、1枚の葉がその中央にいる”何かを包むように”くるりと折れ曲がっています。このようにくるりと巻かれた葉があれば必ずチェックするくせをつけましょう。

葉を開くとほらこのように。

 

バラの害虫ハマキムシ類が葉の中に潜んでいる様子を撮影した写真。葉の中央の繭の中にハマキムシがいる。この繭はハマキムシが吐き出している。

繭のなかにいるハマキムシ

 

くるりんぱのハマキムシを見つけるのはじつに簡単です。

 

ぴったり&くるりんぱのなかにいない場合

ぴったり&くるりんぱで見つかればそれでよいのですが、探しても見つからない場合があります。

ハマキムシはその見た目にかかわらず素早く動きます。

例えば以下のようにして身を隠れている場合があるのです。

 

バラの害虫であるハマキムシ。ハマキムシは吐きだす糸で宙ぶらりんになり身を潜める。写真はこれを撮影した。

糸を垂らして宙ぶらりんになっている

 

こちらの気配に気がつくと素早く転げ落ち、このように糸を垂らして逃げている場合もあります。

ぴったり&くるりんぱで見つからなかったとしてもこのように潜んでいる場合があるということを知っておかれるとよいでしょう。

 

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ハマキムシの駆除。捕殺のコツと化学農薬

駆除方法

害虫駆除の基本は化学農薬の散布と捕殺ですが、ハマキムシは簡単に捕殺することができます。

まずは捕殺のコツから紹介します。

 

捕殺のコツは圧死させること

先述のとおり、ハマキムシ類はイモムシに似た見た目ながら案外とすばやい動きをしますまたぴったり&くるりんぱのなかにいるので薬剤を散布をしても届きづらいため効きづらいというのもあります

そのため、ぴったり&くるりんぱのどちらの場合でも葉の上から葉ごと押しつぶす(=圧死させる)のが簡単でおススメの方法です

バラの害虫のハマキムシによりボロボロになった葉。この隙間に隠れていたハマキムシを見つけ、これを掴みつぶした写真。

このように、葉っぱごとすりつぶすイメージで圧死させる

バラの害虫のハマキムシは葉の隙間に住処を作って隠れている。この捕殺風景。

または、対象の葉の下に片手を添えつつ、葉を開いて確認後即座につぶしてもよい

 

科学農薬で駆除する

捕殺を中心に行ったほうが良いだろうと私見することから化学農薬は以下の2種類のみを紹介しておきます。

基本的にはホームセンターなどで手軽に購入できるスミチオンの1剤で足りると思います。

  • <殺虫剤>
  • カスケード乳剤 : 効きが遅いものの残効性に優れるため散布回数は少なくなりやすいです。他にバラの害虫スリップスにも効果がある
  • スミチオン乳剤 : 水で1000倍に希釈して噴霧器で撒く

これらの薬剤を発生初期に散布します。

 

 

本稿のまとめ

さて、いかがだったでしょうか。

本稿ではバラの葉を食害するハマキムシ類の被害の様子や駆除のコツなどを紹介してきました。ハマキムシがどういった葉にひそんでいるのかを本稿で学んでいただければ被害の拡大をおそれることはありません。きっと大丈夫です。

本稿が皆様のより良い暮らしに役立てば幸いです。あなたもバラと一緒に暮らす生活を始めてみませんか?

 

写真・記事の無断掲載・転載を禁止します。

Sentence/All photos:花田昇崇

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