コーヒーのききめ|農薬に頼らず4害虫の防除・忌避効果が狙えます

カップに入ったコーヒーの写真

朝の目覚めの一杯や気晴らしのコーヒーは癒しのひとときですよね。

あなたの身近にあるコーヒーが、じつはバラの防虫のために使えることをご存知ですか?また、ドリップしたコーヒーの残りカスをそのまま捨てちゃってませんか?これ、いくつかの害虫の防除に有効なのです

本稿は、手軽で安全なバラ栽培を楽しむためにコーヒーを使った対象害虫の紹介とその実践風景を紹介します。

 

“完全”無農薬で害虫対策

あまり知られていないことですが、コーヒーは“本当の意味”の無農薬手法のひとつでバラの害虫予防&防除に役立ちます。

コーヒーで退治できる害虫の種類を紹介します。

 

コーヒーで退治できる害虫の種類は4つ

  • ハダニ
  • アブラムシ
  • ヨトウムシ
  • ネコブセンチュウ

この4種類に対してはコーヒーでダメージを与えることができます。

より正確に言うと、

  • ハダニ→防除効果あり
  • アブラムシ→忌避効果あり
  • ヨトウムシ→忌避効果あり
  • ネコブセンチュウ→忌避効果あり

ご覧のような効果があります。防除とは文字通りの意味で、忌避というのは予防的な効果ととらえてください。

ハダニなどは ハダニ|バラの害虫|葉の表面のかすり状紋様に要注意!それが寄生の印 でも詳しく説明したように化学農薬が効きづらい害虫なのでこれから紹介する手法なども組み合わせて使うと効果的です。

アブラムシにしてもとにかく大量に増える害虫でバラを育てていると必ず遭遇する害虫ですからコーヒーで予防できるのは助かりますよね。

 

ただ、この4つの害虫のうち、「ハダニ・アブラムシ」と「ヨトウムシ・ネコブセンチュウ」とででは、コーヒーの使い方が違います。

「コーヒーをどのように使っていくのか?」を次に紹介します。

 

防除・忌避効果のあるハダニ・アブラムシへの使い方

ハダニとアブラムシへは散布して使っていきます

コーヒーを飲用するのと同じように作ります。

インスタントコーヒーを濃いめに作る

あなたがふだん飲んでいる普通のコーヒーで結構です。インスタントコーヒーでも、ドリップコーヒーでも、缶コーヒーでもいずれでも大丈夫です。(ただし缶コーヒーだと無駄に高くつくのでおススメしません。)

作る場合であれば濃度は飲用する濃度よりもやや濃いめに作るくらいが良いです。どちらかといえば薄いものよりも濃度が濃いめの効果が良いようです。

参考までに、私はこのくらいの濃度で作ります。強く苦みを感じる濃度ですね。

鍋内にはいった濃いめのコーヒー

 

霧吹きでそのまま吹き付ければOK

できたコーヒーは熱を冷まし、そのまま霧吹きなどで散布します。

既にハダニのいる葉や、アブラムシがつきそうなつぼみなどに対してそのまま吹きかけます。手袋やゴーグルなどはもちろん不要です。

コーヒーを霧吹きでバラに吹きかけた写真

 

あたりにコーヒーの香りが漂います。牛乳とは違い、あとで洗い流す必要がないためとにかくラクなのが良いですね。

コーヒーの散布はこのようにとても簡単です。

 

忌避効果のあるヨトウムシ・ネコブセンチュウへの使い方

ヨトウムシとネコブセンチュウへはコーヒーのカスを使い、これを土にすき込むことで忌避効果を狙います

鍋内のコーヒーのカスの写真

 

土の上にバラまくだけではダメ。必ずすき込む

乾燥させたドリップコーヒーの残りカスを使います。

ここでのポイントは、土にすき込むのが面倒だからと土の上にそのままバラまかないことが大切です。これだと効果がいまいち生じません。醗酵してやがて悪臭を放つようにもなってしまいます。

ひと手間かかりますが必ず穴を掘って土中にすき込んで埋めましょう。その際に、一か所にすべて埋めずに、少しずつ距離を取って埋めるのが良いです。

 

本稿のまとめ

さて、いかがだったでしょうか。

本稿ではいつも飲んでるコーヒーが特定の害虫に対して防除・忌避効果があることを紹介しました。とても手軽な方法なので試してみてください。

ただ、お忘れないようにいただきたいのは、ここで紹介したコーヒーによる効果はあくまでも無農薬手法です。農薬散布並みの効果がのぞめるものではないことはあらかじめご了承ください。(より高い効果を望むなら迷わず専用の化学農薬を使いましょう。)

家族やご近所への気兼ねなく安全・安心なバラを育てれば、たとえばエディブルローズのようにバラを食べる楽しみへも広がっていきます。ぜひ挑戦なさってみてください。

本稿が皆様のより良い暮らしに役立てば幸いです。あなたもバラと暮らす生活をはじめませんか?

 

写真・記事の無断掲載・転載を禁止します。

バラの管理/Sentence/All photos:花田昇崇

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