バラ栽培|上級編

食べて安全なはずの重層や食酢がどうして農薬?農薬と非農薬との区別

このバラは無農薬栽培です。-

しばしば見かけるこんな記述があります。

ところで、身近にある食用の重層や食酢は手軽で安全なバラ栽培の力強い味方ですが、この重層や食酢が「農薬」であることをご存知でしたか?

本稿では、口に入れても安全なはずのこれらがなぜ危険なイメージのある「農薬」になっているのかについて、「農薬とはいったい何なのか」という点を交えて説明していきたいと思います。

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夏の水やり|夏の鉢バラがさらされている危機的環境とは!?灼熱の季節を乗り越える夏の鉢植えの育て方

真夏の青空を撮影した写真。快晴で雲一つなく見渡す限り青一色の澄み渡る空の写真。花田昇崇が撮影。

21世紀以降の日本の夏は年々最高気温が高まり続け、今では日中の最高気温が35℃を超える地域もそう珍しいことではなくなってきました。一昔前には見られなかったうだるような高温の日々は、人間はもとよりバラにとっても大変厳しい環境です。

この暑さを受けてバラに水やりが必要ですが、春夏秋冬の水やりのうち「夏」特有の約束ごとがあります。「春・秋」や「冬」とはまた違った取り扱いが必要になります。

本稿では“とにかく暑い”近年の夏の水やりで注意する点やコツ、夏の水やりのメルクマールなどについての私の考察を紹介しています。夏の水やりで迷われたら本稿をご覧ください。

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日本人とバラ。出会い、そしてこれから|バラ物語

涼を楽しむメダカが悠然と泳ぐ水槽にローズピンクの大輪花とピンクの花の合計2輪を浮かべた見るからに涼しい写真。涼を楽しむ心を演出している。五感で楽しむ薔薇の専門店ローズフェスタ、花田昇崇が撮影

今でこそ世界中で愛されるバラですが、人類とバラとの出会いはいつ頃まで遡ることができるのでしょうか。

今日につづく人々とバラとの関わりあいの歴史。その歴史のはじまりとはいつなのか。

本稿では我々日本人とバラとの出会いから今日までの関わりあいの歴史とこれから先の関係について案内しようと思います。

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ハダニへの殺ダニ剤の無計画使用は厳禁|科学的に征する殺ダニ剤と物理的に征する天然由来の農薬

バラの害虫ハダニを退治する薬剤、殺ダニ剤の「ダニ太郎」をケースのまま正面から撮影した写真

バラに加害するハダニを征するためには、殺虫剤ではなく「殺ダニ剤」という化学農薬を主に使っていきます。

本稿ではさまざまな殺ダニ剤の種類と使用上の約束事について説明します。あわせて、殺ダニ剤以外にもハダニに効果のある薬剤や天然由来で安全性の高い農薬についても紹介します。

殺ダニ剤は本稿をよくご覧になってからはじめて使用を検討されるようにしてください。

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ハダニの駆除方法|肉眼で見えず、殺虫剤も効かない敵を退治する実践的な手順

ハダニの退治方法を説明した記事のアイキャッチ画像として。

バラの葉にかすり状紋様を生じさせることではじまるバラの害虫「ハダニ」との戦いはどのような手順で進めていけば良いのでしょうか。

ハダニは速いスピードで世代交代を繰り返していき、そのなかで人の中途半端な攻撃などいとも簡単にはねのける高い耐性を備えていく厄介な敵です。

ローズフェスタではこの厄介な害虫ハダニの各被害段階ごとの実践的な駆除方法について以下の1~3のように考えています。

  1. 初期段階は水攻めや安全性の高い農薬でとどめを刺す
  2. 中期・蔓延状態は主に化学農薬を使う。ただし1種類だけの殺ダニ剤なら最初から使ってはいけない
  3. 末期段階はもはや手遅れとして被害葉を整理して株の再生につとめる。むしろ周囲への被害に気を配る

このように各被害段階ごとに対応は異なります。

本稿では無農薬的手法や化学農薬を用いた手法・考え方を紹介した上で、上記1~3で示した各段階ごとの詳細を説明します。

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