バラ栽培|中級編

うどんこ病の症状|風が運ぶ脅威。季節はずれの粉雪がもたらす病害

バラの2大病と呼ばれ頻繁に発生する病気の「うどんこ病」が葉の表面に発生しつつある初期状態を写した写真。五感で楽しむバラの専門店ローズフェスタで撮影。

厳冬のよく晴れた日にキラキラと舞う粉雪は情緒があって素敵ですが、バラ栽培で見かける季節はずれの粉雪には注意が必要です。

突然に葉や茎の表面に浮かんだ白い斑点は、やがて粉雪のような粉末状になって風が周囲に運びます。一見するとロマンティックとも錯覚するかもしれないこの粉雪の正体が本稿のテーマであるうどんこ病です。「バラの2大病」といわれるほど頻繁に生ずる病害で予防と発症後には早めの対処が大切です。

本稿はうどんこ病の一般的な内容を扱います。うどんこ病がいかなる病害であるか、被害部位の様子、発症を抑える栽培環境などについて説明しています。

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食酢のききめ|うどんこ病・ハダニ・窒素過多の解消に効能|有機・無農薬で育てるバラ栽培―2―

お酢を使ったバラ栽培を推奨するイメージ画像。高島三重作成。五感で楽しむ薔薇の専門店ローズフェスタに所有権は帰属する。

春と秋に多発するうどんこ病と夏に猛威を振るうハダニは、このどちらもがバラ栽培者を悩ませる代表的な病気であり害虫です。

うどんこ病とハダニ。この病害虫はあなたの台所の食酢を使って防除することができますよ食酢はバラの病害虫に忌避効果があり、しかも健やかな成長にも資する一石二鳥の優れもの!

本稿は手軽で安全なバラ栽培を楽しむ方法をあなたにお伝えするシリーズの第2弾です。バラ栽培における食酢の効能を紹介します。

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コーヒーのききめ|4害虫の防除・忌避効果|有機・無農薬で育てるバラ栽培―1―

定番のブレンドコーヒー。コーヒーカップに入ったコーヒーとそのかたわらにミルクがややぼやけて撮影されている写真。コーヒーは無農薬手法でのバラの害虫(ハダニとアブラムシ)への効果がある。

朝の目覚めの一杯や気晴らしのコーヒーは癒しのひとときですよね。

あなたのすぐ身近にあるこのコーヒーが、じつはバラの防虫に使えることをご存知ですか?また、ドリップしたコーヒーの残りカスを捨てちゃってませんか?これ、いくつかの害虫の防除に有効なんですよ

本稿は手軽で安全なバラ栽培を楽しむ方法をあなたにお伝えするシリーズの第1弾。

第1弾となる本稿ではコーヒーを使った対象害虫の紹介とその実践風景を紹介します。

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バラゾウムシ|まるでバラ界の吸血鬼!?新鞘やつぼみを黒変させ干からびさせる漆黒の虫

黒く変色したバラのつぼみの写真。バラの害虫「クロケシツブチョッキリ(通称:バラゾウムシ)」によってもたらされる被害がこれ。ゾウムシが産卵することによってこのように黒変する。

バラのつぼみが干からびてる・・・

開花目前だったつぼみが一夜にして突然に黒く変色して、折れ曲がるようにしおれて枯れる症状があります。さながら吸血鬼・ドラキュラ伯爵に生気を吸い取られたかのように無残に黒変したつぼみやしおれた新鞘を目にすると、奪われた開花への期待は落胆の淵へと追いやられます。

本稿はバラ界の吸血鬼(!?)ことバラゾウムシ(通称)がもたらす被害と退治するコツについて紹介します。

害虫対策の第一歩は敵を知ることからはじまります。

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「水枯れ!?どうしよう!?」と慌てる前に知っておきたい。水枯れからの鉢バラ回復方法

鉢バラの水枯れ症状により、本来は直立しているはずの主枝が横に折れ曲がり、まるでお辞儀をしているかのような写真

7月から9月にかけての夏場はバラへの水やりを最も本格的に行わなければならない季節です。

そうはいっても行事の多い季節ですから水やりができない日がもちろんありますよね。

「もしかしたら鉢バラが水枯れ!?枯れちゃった!?」・・・こんなケースが多発するのはやはり夏場です。

本稿は慌てる前に知っておきたい水枯れ症状からの回復方法を紹介しています。

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ハダニ|バラの害虫|葉の表面のかすり状紋様に要注意!それが寄生の印

バラの害虫「ハダニ」の被害を受けた葉の写真。葉の表面がかすり状になっている。写真上の6枚の葉のすべてが被害を受けている。花田昇崇が撮影。

害虫対策の第一歩は敵を知ることからはじまります

暑くなるとうごめく小さな小さな敵がいます。

その害虫はあまりの小ささで肉眼では見えづらく、殺虫剤も効かない厄介な相手で、静かに忍び寄って確実にあなたのバラを蝕んでいきます

この小さく厄介な敵の名を「ハダニ」といいます。

本稿は暑い季節に圧倒的な猛威を振るうバラの害虫「ハダニ」について扱います。あなたのバラを襲う異変、ハダニがもたらす被害、被害葉の様子・被害段階などについて説明します。

ハダニの一般的な内容を知りたい方は本稿をご覧ください。

[注意]

説明のため、ダニの拡大写真を多数掲載しています食事中などにはご覧にならないようご注意ください

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側蕾(ソクライ)のススメ|ハイブリッドティーは豪華に咲かせて一輪の美を楽しもう

ハイブリッドティーローズ「ジュリア」の枝の様子。枝先が3つに分かれ、それぞれの先に蕾がついている写真。(合計3つの蕾。)五感での楽しむ薔薇の専門店ローズフェスタ所有のビニールハウス内で、花田昇崇が撮影。

つぼみがあがってきたとき、それをすべて咲かせている方はいらっしゃいませんか?

せっかくつぼみがついたのですからそのまま花を咲かせて楽しもうとするのも無理はありませんよね。ですが少しだけお待ちください。バラも樹形の系統によっては、そのつぼみを今ここで落としてしまった方がのちのちもっと花を楽しめるとすればどうでしょう。

バラの樹形にはいくつかの分類がありますが、

  • 花数が多い方がいい
  • 一輪の花の見事さを楽しみたい

などの個々人の好みは樹形の系統を踏まえて探すことが好ましい方法です。

この2つのうち、本稿は「一輪の花の見事さを楽しみたい」という方のための内容です。一輪の花の見事さを楽しむ品種である「木立ち性・ハイブリッドティー」に分類されるバラ側蕾(ソクライ)について説明します。

側蕾をおススメする理由とその手順・方法は本稿をご覧ください。

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チュウレンジハバチ|葉っぱが消えてなくなった?親子2世代がもたらすダブルの被害

バラやノバラを食害する害虫のチュウレンジハバチの幼虫の拡大写真。食欲旺盛に葉をむしゃむしゃと食べている様子。

ふと気が付けば、昨日までは元気にそこにあったバラの葉がなくなっていることはありませんか?

本稿で紹介する害虫は、小さな身体でバラの葉をことごとく食い尽くす大食漢。その身体からは想像もつかない圧倒的な食欲が特徴です。気づくのに遅れて対処が後手にまわれば広範囲の葉が綺麗さっぱりなくなることすらあります。しかもこの害虫は親子二世代にわたってバラに害をなすとんだ曲者でもあります。曲者は発見次第、ご退場いただくことにしましょう。

本稿ではバラの害虫「チュウレンジハバチ」(チュウレンジ類)について、その被害状況、生態、そして駆除方法について紹介しています。

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芽かきを行う3つの目的|良いバラは良い枝に咲く。枝づくりのために行う春の必須作業

良い枝を行うための必須の作業として、生育旺盛なバラは一か所から3つもの芽をだす。それを放置すると3つすべてが貧弱な枝となる。それを防ぐために芽の段階で3つのうち2つを落とす。これを「芽かき」という。このように、芽かきを説明している写真。

春ですね。春が訪れて気温が上昇してくると、バラは冬期の休眠状態から目覚め、芽を伸ばしはじめることで活動を開始しはじめます。芽はグングンと伸長し、やがて充実し枝葉となります。バラの花はこの枝葉の先端に咲くわけですが、良い花は充実した枝に咲きます良い花を咲かせるためには良い枝を作ることがそもそも大切です

本稿は良い花を咲かせるために不可欠の作業であるの作業「芽かき」の大切さや方法について写真を交えてわかりやすく紹介します。

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